日本各地にはいろんなむかし話があるけれど、殆どが言い伝えで占められてます。
でも、古来の文献などの史実に沿っているものが中には存在していたのでした。 多分、殆どの日本人が知っていると思われる「桃太郎」は話としては有名だけど、全くの作り
話だと僕も思っていました。 2年ほど前、偶然にも小さな記述に目を向けたのが切っ掛けで少し調べることとなりました。
その小さな記述とは・・・・
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温羅一族とは・・・
異国から渡来した海賊で、早くから砂鉄や鉄鉱石を発見し、製鉄技術を導入して鬼ケ島に鉄文化を築いたと言わ れていたんです。 鬼に見えたのも溶鉱炉の前で働く人々の姿は砂鉄に染まり茶髪、皮膚は溶鉄に映えて赤く、危険を伴う労働の荒々 しさや真剣な眼差しなど、その姿は異様で、だから鬼に見えたのかしれませんね。 それと、「本朝神社考」には、「むかし大和の洪水の折り、初瀬川大いに漲り、大きな瓶が流れ来たり、後にまた 小舟に乗って播磨に着し、大荒明神となったと言う社伝があります。 「桃太郎」噺の水辺から発見される小さな子と同様、日本古来の水神小量の信仰に通じるものなんです。 日本全国に桃太郎の伝説地はいくつかありますが、主な伝説の地である岡山県や香川県高松は吉備津彦命兄弟に 関するものです。 各地で伝説の残る英雄吉備津彦命ですが、吉備津彦命の父君である孝霊天皇の宮があった田原本町が、桃太郎の 誕生の地・ふるさとと言われているんだよ。 吉備の国は、弥生時代末期から古墳時代の五、六世紀にかけ、大和や九州と並ぶ強大な勢力が生まれ、国家統一 へとつながる日本古代の展開に大きな役割を果たしてきたといわれ「桃太郎伝説」も、そんな土壌のなかから生ま れてきた言ってもいいでしょう。 |
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