ヨーグルトのいろいろ

 ヨーグルトを作り出した切っ掛けは1996年の秋も終わりの頃。
何かのお返しで貰ったヨーグルト・メーカーで、当時は説明書に従って作りだしたんだった。

何事も、最初は説明書片手に作るんだから、物事は上手く運んで当たり前。
1リットルの牛乳が翌朝にはヨーグルトに変身してるんだからもう言うことなし。
ある日、成分無調整なる牛乳を手に入れ、同じように作ってみたが、翌朝開けてビックリ固まらず、ただシャブシャブの温かくて酸っぱい牛乳がそこにありました。
手順に間違いなかったのに・・。 その後、成分無調整牛乳からは遠ざかり、ただひたすら低脂肪乳に拘りました。  成分無調整は煮る温度が60度以下。
低脂肪乳は沸騰させるくらい温度を上げ、細かな泡が一面に盛り上がるくらいで数分維持。
その方法で作ったものは、やたら決めの細かな、豆腐で言うと「きぬこし豆腐」の感じ。

その後、いろいろやり方も変えてみました。

【ブルーベリー・ヨーグルト】
いつもいつも、白いヨーグルトじゃつまらない・・・。
そんなことを考えたある日。 いつものように煮た牛乳を冷やしてて、フト側を見るとブルーベリージャムの瓶があった。
・・・市販の物でブルーベリー・ヨーグルトって、あったなぁ・・・
出来上がりは綺麗な色になり、少しばかり甘さも出てるだろう・・。
そんな事を考えながら、おニューのブルーベリージャム約1/2瓶入れて保温鍋のフタを閉じた。
朝、フタを開けて・・・『なんや〜〜』
ブルーベリーの綺麗なパープル色かと思ったら、なんと・・どす黒い色になってた。
味はと言うと・・ヨーグルトの味。甘さは・・酸っぱさに負けて感じない。(笑)
その話を以前ヨーグルトきのこにはまってたと言う、陰のヨーグルト博士にネットを通して話してみた。
多分、PCの向こうで笑い転げてたんだと思う。
戻ってくる文字が全てゆがんで笑っておった。
ヨーグルト作りは、牛乳とヨーグルト菌のみで作る。それ以外に不純物など入れたらあかんのだって・・・。
一つ大きな勉強になった。
ブルーベリー・ヨーグルトを食べたいなら、食べる前に混ぜ合わせる

【固いヨーグルト】

次に目指したのは、この固いヨーグルトの作り方。
市販のヨーグルトの中には、成分に寒天が入ったものがある。
確かにプルンとして固さがあった。
そのひらめきから、作る途中に別の鍋で寒天を煮てから裏ごしし、その寒天汁を混ぜてみた。
出来上がりは・・と言うと・・・。
少し固さが出た感じがするが、やはりヨーグルトを作る量が3リットルと半端な量じゃないから、寒天汁の量が不足してたんだろう・・。
またまたその話を陰のヨーグルト博士に報告した。
今回も笑い声と共に文字が戻ってきた。
寒天はいろいろな菌の培養にも使われている。 ヨーグルト菌以外に紛れ込んだ雑菌を培養してしまったら大変。
少し前に聞いた『ヨーグルト作りは、牛乳とヨーグルト菌のみで作る。それ以外に不純物など入れたらあかん』を改めて思い出す。

【中華風ヨーグルト】
言われた事は守ろうと、培養を促進させるような物は除いて考えてみた。
中華風ヨーグルト。これは真っ先にニンニクを思いついたが、出来上がってからフタを開けた途端に・・ニンニクの匂いな〜んて。。と、考えたが、乳製品はニンニクの匂い消しにも使われるから・・OKかと思ったが・・・・・
ニンニクはとても殺菌作用が強いから、大事な乳酸菌やヨーグルト菌とケンカさせても負けてしまって・・善玉菌の死骸を食べることになっちゃう。
これは企画段階でボツ!

【珈琲ヨーグルト】
ニンニクよりは殺菌能力が落ちるが、あの珈琲ゼリーの感じと香ばしい香りを生かすよう考えて、エスプレッソ仕立てで濃縮珈琲を混ぜてみた。
但し、量は1リットル。
みるみる白はカフェオレ仕立てから色が濃くなり、香りも満点。
ヨーグルトを加える段になって・・・失敗の予感が99%感じてしまった。
約1.5リットルくらいの珈琲ミルクが鍋に・・
その後しばらくは濃いめの珈琲ミルクばかりが胃袋に収納された。(笑)
流石に中華風や珈琲ヨーグルトのアイデアは陰のヨーグルト博士に言えなかったなぁ。

【その後の安定】
製造過程ではジャム、ハチミツ、寒天、アロエ、ミカンの皮、珈琲エキスは止めてノーマル製造のみ。
出来上がってから食用アロエの絞り汁やブルーベリージャム。それに濃縮珈琲(いくら珈琲好きでもこれは止めましょう)加糖してから寒天やゼラチンを加えて再度冷蔵庫で冷やし、プルンという食感を楽しむ。。
寒天は便秘症の人にもお勧めだし、ミカンの皮を細かく切って入れて食べるのも美味しいですよ。
それに、体脂肪が気になる方は低脂肪乳を使ってください。
まだまだ広がるヨーグルトの世界。


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